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同じ質問に何度も回答?AIでFAQを作る4ステップ

繰り返し届く問い合わせを、生成AIで分類してFAQの質問と回答に整理する担当者のイラスト。 AI

「送料はいくらですか」「予約の変更はできますか」「どのプランを選べばよいですか」。同じ質問に何度も答えていると、担当者の時間が取られ、お客様を待たせることもあります。

よくある質問をFAQとしてまとめたいと思っても、何から整理すればよいか分からず後回しになりがちです。生成AIを使えば、過去の問い合わせを分類し、質問と回答のたたき台を作れます。今回は、個人事業主や小さな会社でも始めやすい4ステップを紹介します。

1.過去の質問を個人情報なしで集める

まず、メール、チャット、電話メモなどから、繰り返し受けている質問を集めます。そのままAIへ入力する前に、氏名、メールアドレス、注文番号、会社名など、個人や取引先を特定できる情報を取り除いてください。

質問は短い箇条書きに直すと整理しやすくなります。

  • 料金には何が含まれますか
  • 申し込み後に内容を変更できますか
  • 支払い方法は何がありますか
  • 利用開始まで何日かかりますか
  • 困った時の問い合わせ先はどこですか

最初からすべて集める必要はありません。直近でよく聞かれた10〜20件程度から始め、後で追加する方法でも十分です。

2.AIに質問を分類してもらう

集めた質問をAIへ渡し、内容が近いものを分類してもらいます。例えば「料金」「申し込み」「使い方」「変更・解約」「トラブル」のような区分です。

以下の質問を内容が近いものに分類してください。似た質問は一つにまとめ、各分類に分かりやすい見出しを付けてください。元の質問にない情報は追加しないでください。

分類結果は必ず人が確認します。AIが別の意味の質問を同じものとしてまとめる場合があるためです。「変更できますか」という質問でも、予約日時の変更と契約内容の変更では回答が異なります。

3.回答のたたき台を作る

分類した質問ごとに、AIへ回答案を作ってもらいます。この時、AIに自由に答えさせるのではなく、自社の正式な資料を基に書かせることが大切です。

料金表、利用規約、サービス案内、社内マニュアルなどから、回答に必要な部分だけを準備します。機密情報や個人情報は含めません。

次の資料だけを使って、FAQの回答案を作ってください。資料に書かれていないことは推測せず、「担当者への確認が必要」と記載してください。回答は最初に結論を書き、その後に条件と手順を説明してください。

回答は短くても、例外条件や次の行動が分かる形にします。「できます」だけでなく、「いつまでに、どこから手続きするか」を含めると、お客様が迷いにくくなります。

4.人が確認して公開する

AIが作った回答は、そのまま公開しません。料金、期限、対象プラン、連絡先、手続き方法を元資料と照合します。表現が正しくても、自社の運用と合っていない場合があります。

次の点を確認しましょう。

  • 質問と回答が正しく対応しているか
  • 料金や期限が最新か
  • 例外条件が抜けていないか
  • 専門用語を使いすぎていないか
  • 解決しない場合の問い合わせ先があるか

確認済みのFAQだけをWebサイトや社内資料へ掲載します。誰が確認したか、いつ更新したかも記録すると、後の見直しがしやすくなります。

読みやすいFAQにする3つのコツ

質問文はお客様の言葉に近づける

社内用語ではなく、実際に聞かれる言い方を使います。「契約内容変更手続き」より「申し込み後に内容を変更できますか」の方が探しやすい場合があります。

最初の一文で答える

長い説明から始めず、「はい、開始日の前日まで変更できます」のように結論を先に示し、その後に条件や手順を書きます。

関連する質問を案内する

一つの回答で解決しない場合は、「支払い方法について」「変更方法について」など関連するFAQへの案内を付けます。お客様が次に探す情報へ進みやすくなります。

作って終わりにしない更新方法

FAQは、サービスや料金が変わると古くなります。月に一度、またはサービス変更時に見直す担当者を決めておきましょう。

  1. 新しく増えた問い合わせを記録する
  2. 既存FAQで解決できなかった質問を探す
  3. 回答の元資料が更新されていないか確認する
  4. FAQを追加・修正し、確認日を残す

問い合わせ件数の数字を無理に追わなくても、「同じ説明を繰り返した質問」をメモするだけで、次に追加すべきFAQが見えてきます。

AIは整理と下書きに使い、答えは会社が決める

生成AIは、質問を分類し、文章を読みやすく整える作業に役立ちます。一方、料金や条件を決めるのはAIではありません。正式な資料と担当者の確認を組み合わせることで、使いやすく信頼できるFAQになります。

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