「昨日使った見積書が見つからない」「同じ名前のファイルが何個もある」「担当者に聞かないと保存場所が分からない」。共有ファイルが増えるほど、探す時間や取り違えのリスクも増えていきます。
フォルダー整理は、細かく分けることよりも、誰でも同じ判断で保存できるルールを作ることが大切です。小さな会社やチームでも始めやすい4つのルールを紹介します。
1.最上位のフォルダーを業務で分ける
最初の階層は、担当者名ではなく業務の種類で分けます。担当者が変わっても場所が変わらず、他の人も探しやすくなるためです。
- 01_全社共通
- 02_営業
- 03_案件
- 04_経理
- 05_人事・総務
先頭に番号を付けると、よく使う順番を固定できます。分類は5〜10個程度から始め、迷う項目が増えた時だけ追加しましょう。
2.案件フォルダーの名前を統一する
案件や顧客ごとのフォルダー名は、「日付・顧客名・内容」など、チームで同じ並びにします。
例:2026-10_山田商事_Webサイト更新
「新しいフォルダー」「山田さん案件」のような人によって解釈が変わる名前は避けます。
3.ファイル名に日付と版を入れる
同じ資料を更新する場合は、ファイル名だけで新旧が分かるようにします。
- 20261002_見積書_山田商事_v01.xlsx
- 20261002_提案書_山田商事_確認中.pptx
- 20261003_提案書_山田商事_確定.pdf
「最新版」「最終」「最終2」は増えやすいため、作業中はv01、v02のように番号を付け、確定後は「確定」と日付を入れます。
4.保管場所と整理日を決める
完了した案件を作業中の場所に残し続けると、探す範囲が広がります。「進行中」「完了」「保管」の置き場所を決め、月に一度など整理日を設けます。
- 進行中:現在作業している案件
- 完了:納品済みで、しばらく参照する案件
- 保管:通常は見ないが保存が必要な案件
削除期限は契約や社内規程に合わせて決めます。判断できないデータを担当者の独断で削除せず、責任者と確認できる一覧を作りましょう。
導入時の進め方
- よく探しているファイルを10個挙げる
- 現在の保存場所と名前の付け方を確認する
- 4つのルールを1枚にまとめる
- 新しい案件からルールを適用する
- 1か月後に迷った事例を見直す
既存ファイルを一度に全部整理すると負担が大きくなります。まず新規案件から適用し、よく使う過去資料だけ移す方法なら、日常業務を止めずに改善できます。
迷わない仕組みは、短いルールから
フォルダー構成、名前、版、保管場所の4点をそろえるだけでも、誰かに聞かないと見つからない状態を減らせます。

